2012年2月25日土曜日

将棋におけるタイトル戦で、対戦者の健康などの問題から対局ができない場合の処置...

将棋におけるタイトル戦で、対戦者の健康などの問題から対局ができない場合の処置はどうなるのですか?前例などあるのでしょうか。規定上の措置などを教えて下さい。


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将棋では2009年の「マイナビ女子オープン」で挑戦者となった岩根忍女流初段(当時)が出産間近で、また出産予定日が5番勝負の最中だったことから、5番勝負を出産後に延期したケースがありました。ただしこれは当時“超法規的措置”といわれていて、これをきっかけにそういう場合の規定を設けようという機運が出てきた段階に過ぎません。

またこれが“超法規的措置”といわれる大きな理由がいわゆる“公益法人改革”で「公益社団法人」への移行を目指していたこと(先日「公益社団法人」への移行が認可されたようです)に加え、女流棋士界の分裂騒動で負っていた社会的マイナスイメージを払拭する政治的意図があったためといわれています。もしそういった環境がなければ、最悪不戦敗により番勝負が行われない事態も考えられた(それまで出産による対局延期が認められたことはなく、一律不戦敗だったため)といわれています。



なお、囲碁ではまだ昭和の時代の話なので詳細がわかりませんが、趙治勲棋聖(当時)が棋聖戦開始直前に交通事故に遭い重傷を負った際に、対応が協議されたと聞きます。この時は日程は変更しなかったものの車椅子に座ったまま対局することになり、大きな社会的関心を集めたことを記憶しています。



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規程などありません。その時になって関係者が協議して決めます。その時になってみないと分かりません。

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